Linuxでコマンドラインを使うときmanページでコマンドの使い方を調べる時の読み方について


Linuxでコマンドラインでコマンドを打つとき、使い方を調べるときによくmanページで調べることが多くあります。ただmanページに書かれているオプションの書き方の書式の意味がいまいち分かりにくかったりします。
書式はmanページの「SYNOPSIS」という項目に書かれています。
(SYNOPSISという単語は日本語で言うと概要や一覧という意味)
例えばlsコマンドではSYNOPSISは
ls [OPTION]... [FILE]...
のようになっています。
ここではブラケット []、縦線 |、ピリオド3つ ... にはそれぞれ意味があります。

意味については簡単にはmanコマンドのmanページの最初の方に書かれています。
コマンドの使い方に慣れていないと読んでもあまり意味が分からないのですが、個人的には以下のように意味を捉えています。
  • 太字のものは書かれている通りに書いて下さい
  • イタリック文字(または下線が引かれている文字)は適切に書き換えて下さい
  • []内にあるものはオプションです(無くてもよい)
  • 縦線 | で分けられているものは同時に使用することは出来ません
  • ...の直前にある記述は繰り返して使用することが出来ます
複雑に組み合わさっているものでなければ、大体はこれで読み取れるとは思います。

始めに例に挙げたlsコマンドでは
ls [OPTION]... [FILE]...
となっているため、OPTIONをいくつか指定することが出来ます。そしてOPTIONには下線が引かれているため、適宜書き換えて指定します。どんなOPTIONが使えるかはまた別途調べる必要があります。そしてFILEもいくつか指定することが出来ます。FILEと言ってもlsコマンドはディレクトリを指定して使うことがほとんどなので、ここではFILEはディレクトリと読み替えた方がいいでしょう。もう少し詳しく書かれた資料もあるようですが、簡単に使う限りではこの程度を押さえておけば大体は把握出来るかと思います。

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