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6月, 2016の投稿を表示しています

Ubuntu(Unity)のランチャーに自分でアプリを登録する方法

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以前、Ubuntu(Unity)でランチャーにカスタムしたアプリを登録する方法を書きました。 ゆたりんブログ: Ubuntuにカスタムアプリアイコンを登録する場合の注意 しかし、これは手動でファイルを探してきてテキストを編集して適した場所に置くという結構手間がかかる方法です。 今回はもっと簡単にランチャーにアプリを登録できる方法を2つ紹介します。 Fig.1 ランチャー登録アプリ 1. メイン・メニューアプリを使う 1つ目の方法はメイン・メニューというアプリを使って登録する方法です。 このアプリは確かUbuntuをインストールしたときに入っていたと思います。 メイン・メニュー(Main Menu) コマンド名 : alacarte easy GNOME menu editing tool — Ubuntu Apps Directory Alacarte Menu Editor in Launchpad Fig.2 メイン・メニュー操作画面 このアプリで「新しいアイテム」で新規項目を作成して、プロパティから名前やコマンドを設定してやると、それがランチャーに登録されます。 以下(Fig.3)は、FirefoxのDeveloper Editionのパッケージをユーザーディレクトリに置いて、それをランチャーに登録したときの画面です。 Fig.3 メイン・メニュー、アイテム追加画面 さて、これで最低限ランチャーに登録する設定は出来るのですが、アプリを特定のファイルに関連付けたり細かい設定は出来ません。 もっと細かくカスタマイズしてランチャーに登録したい場合は次に紹介するメニューエディターアプリを使います。 2. メニューエディターアプリを使う こちらはUbuntuに初めからはインストールされていないので、ソフトウェアセンターなどからインストールします。 メニューエディター(Menu Editor) コマンド名 : menulibre MenuLibre | Sean M. Davis MenuLibre in Launchpad Fig.4 メニューエディター操作画面 基本的な使い方は1.で紹介したメイン・メニューと同じですが、こちらのメニューエディターではより詳細にアプリの設定が

クイズ : グラフ間違い探し

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クイズ : Twitterで「いいね!」をもらった数をグラフにしようとして以下の表を作りました。 日付 いいね!の数 06/01 5 06/02 3 06/05 7 06/20 9 この表からグラフを作成しましたが、次の2つのグラフが出来ました。 グラフ1 グラフ2 【問】 さて、この2つのグラフは同じデータから作られていますが、何が原因で違う形になってしまっているでしょうか? (正解はこのページの下に記載) 【答え】 両者のグラフは横軸(x軸) の取り扱いに違いがあります。 グラフ1は日付は単なる項目(テキスト)として認識させて作りました グラフ2は横軸に日付フォーマットを認識させて作りました このように横軸のフォーマットをどう指定するかで、出来上がるグラフは違うものとなります。自分がどんなグラフを作りたいか考えて作らないと、求めるグラフは作ることは出来ません。 グラフソフトや表計算のグラフ作成機能におまかせで簡単にグラフは作れますが、ちゃんと考えて作らないと作りたいものとは違ったグラフが出来てしまっているかも知れません。 グラフから何らかの結論を導くとき、これが原因で間違った結論が出てきてしまう恐れがあるので気をつけたいですね。 【参考リンク】 総務省統計局の「なるほど統計学園」というページに各種グラフについて簡単な説明があります。 統計局ホームページ 統計をグラフにあらわそう(種類と特徴)|なるほど統計学園

Ubuntuにカスタムアプリアイコンを登録する場合の注意

アプリに引数渡して起動したい場合など、元アプリの*****.desktop ファイルを探してきて編集して ~/.local/share/applications/ に入れてログインし直せばUnityのDashなどから呼び出せるけど、どうやら元ファイルと同じファイル名でそのディレクトリに入れると元アプリはUnityから認識されなくなるようだ。 *****.desktopファイルのNameエントリーに別名書いておいても、それで識別されるわけではなくファイル名で認識されるようになっている模様(表示されるのはNameエントリーに書いたモノになるのだが…)。 順序としては上記ユーザーディレクトリに置いたファイルが優先されると思われる。 ということでアプリをカスタマイズして利用したいときは、*****.desktopのファイル名も変更する必要があるので注意したい。

[解決?] Ubuntu16.04でデジカメをUSB接続しても認識しない件

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問題点 Ubuntu16.04でデジタルカメラ(CASIO ZR10)から写真をパソコンに保存しようとしてUSB接続しても認識されなかった。 EX-ZR10 - デジタルカメラ - CASIO 図1. CASIO ZR10 記憶ではUbuntu16.04以前では認識されていた覚えがあるのだけど…。 最近はスマホで撮影することが多くてデジカメ自体あまり使ってないし、使った場合もSDカードを抜いて写真を移していた。たまたま引き出しを整理していたら、このデジカメ用のUSB接続ケーブルが出てきたのでせっかくだからと使ってみたらこの問題が起きたというわけである。 試してみたこと syslogを見るとデバイス自体は認識されているようである。若干端折るけど、以下のように出力されていた。 usb 1-3: new high-speed USB device number 5 using ehci-pci usb 1-3: New USB device found, idVendor=07cf, idProduct=113f usb 1-3: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=4 usb 1-3: Product: CASIO QV DIGITAL usb 1-3: Manufacturer: CASIO COMPUTER usb 1-3: SerialNumber: **************** usb-storage 1-3:1.0: USB Mass Storage device detected scsi host8: usb-storage 1-3:1.0 mtp-probe: checking bus 1, device 5: "/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3" mtp-probe: bus: 1, device: 5 was not an MTP device これを読むとマスストレージデバイスとして認識しているようだが、最後の2行がちょっと怪しい。 MTPやマスストレージの規格にはあまり詳しくはないのだけど、どうやらMTPとして認識しようとして躓いているのではないか?と思った。 余計な

LibreOffice CalcでWebページのデータを取り込む方法が変更していた件

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LibreOffice CalcでWebサイトからデータを外部データとしてそのままインポートしようとしましたが、ヘルプに記述されている方法が若干変更されていました(おそらくバージョン5.1から)。またWebで検索しても調べた範囲では変更されていると記述されているサイトもなかったので、ここにまとめておきます。   確認した環境 LibreOffice version 5.1.3.2 OS : Ubuntu 16.04 LTS 結論 ヘルプではWebサイトからデータをインポートする場合は [メニューバー] → [挿入] → [外部データ] という手順が示されているが、実際には [メニューバー] → [シート] → [外部データへのリンク] という手順になっているのでこの機能を使う場合は注意した方がいいです。後述するように以前の操作方法に戻すことはできます。 この件は公式のフィードバックには報告されているので、 そのうち修正されるでしょう。手順変更がヘルプに反映されていないだけなのですぐに直るのではないでしょうか。 "Linking to external data" on libreoffice calc - Ask LibreOffice [挿入]には[外部データへのリンク]はないが このように[シート]には存在します。 補足 過去のバージョンで確認してみると LibreOffice version 5.0.2.2 (仮想マシン Ubuntu15.10上で確認) ではヘルプで示された方法通りに[挿入]メニューに[外部データの挿入]が存在します。 (このスクリーンショットを見ると、この頃には[シート]というメニューは存在しないようです) version 5.1のリリースノートを読むと、以下のように[シート]に関する記述があるのでこのバージョンから変更されたと思われます。 LibreOffice 5.1: Release Notes - The Document Foundation Wiki Organize sheet level context menus. 以前の方法に戻す LibreOfficeにはメニューのカスタマイズ機能があるので、従来の操作方法に戻すことも出来ます。 [ツール]

emacsでUTF-8の設定をしていても新規ファイルを開くと文字コードがEUC-JPになってしまう場合の対処法

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久しぶりにemacsの設定ファイル .emacs を整理したのだが、その後に新規テキストファイルを作ってemacsで開くとなぜか文字コードがEUC-JPになってしまっていた。 文字コードがEUC-JPでも大抵はソフト側で自動判断してくれるのでいいのだが、さすがにUTF-8に統一してる中に他の文字コードのファイルが入ってくるのは気分的によろしくない。後に一括でテキスト検索する場合も不都合になりそうである。 特に文字コードに関する設定は触っていないので若干悩んだが、以下のサイトの記述を見つけて納得した。 UTF-8 への移行計画 - bkブログ こちらのサイトの説明を読むと、どうやら設定ファイル中でUTF-8の設定をしていてもその後に何か(特定の設定ファイル?)をロードするような設定があるとEUC-JPに戻されてしまうようである。ということで、原因はUTF-8の設定が中途半端な位置にあるせいだったようだ。 ということで、文字コードUTF-8の設定をごっそり設定ファイルの後半に移して新規ファイルを開いたらちゃんとUTF-8になっていた。 無事解決である。 確かUTF-8の設定をした当初はこういうことはアタマに入れて .emacs の最後に設定入れてた記憶があるけど、次第に忘れてしまいいろんな設定をその下に付け加えていってしまったのも原因のようである。反省。 2012年に書いたブログ記事にちゃんと残ってた…。4年経つと忘れるか…。 ゆたりんブログ: Emacsで文字コードがおかしくなったときの対処法

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